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思いつき
2010.05.30 Sunday
![]() 今年はどういうわけか、出張が重なってバタバタとしています。先々週は東京、先週の水木が九州、そして金曜から週末にかけて東京と、ちっとも京都にいません。その合間に京都に帰っては市場をのぞいて、またその足で空港にというような生活です。伸び茶(煎茶や玉露)は弊社の最高仕入責任者がいますので安心ですが、てん茶(抹茶の原料)は私が中心ですので、いよいよピークを迎えつつあるなかそろそろエンジンを掛けて買い進もうかと考えたりしつつも、お客さまからのご指名です、馳せ参じないわけにはまいりません。佐賀の得意先を訪ねた帰り道に東京への呼び出しがかかった時には溜息も出ましたが、一旦京都に戻り、持ち込みの玉露600キロ、テン茶500キロに買い取り価格を入れ、そのまま又空路、東京へ。 さて、そんな翌朝、ホテルのレストランで注いでいただいたコーヒーに何か、違和感が。よく見てみると天窓がカップのコーヒーに映っています。うれしくなってパチリ。そこでまた、思いつきました。ちょっと、企画して、実行に移したいと思います。乞うご期待! 明日は月曜日、てん茶も大量上場が見込まれます。今日は昨夜の出張からの戻り日でしたが、会社にててん茶の集中的な審査、整理を行い、今後の仕入れ方針を一考しました。明日からまた、頑張ります。 製茶見舞い
2010.05.23 Sunday
![]() お茶の農家の製茶期間中に様子を伺いに訪れることを「製茶見舞い」といいます。私は基本的に「農家は畑の専門職、自分は仕入以降の専門職であるべき」との考えで、余り農家の製茶時期には邪魔をしないようにしていますが、それでも4月から7月の製茶時期に5,6回は何軒かの農家を訪れます。 昨日は宇治田原地区の篤農家を訪れてきました。訪れたのは夕刻でしたが工場前には写真のように生葉の山。短期集中的になってきて、品質の劣化を恐れて一気に摘採を進められたようです。想像はしていましたが、ここまでの集中ぶりはすごいですし、また流石に「畑のプロ」、品質を優先して、徹夜覚悟の製造に入られていることに脱帽です。 「なかなか春から順調な天候に恵まれてますね」と逆説的な労いの言葉をかけると、「本当、まいるわ」といつもは明るく、自信のあるご主人が、ほんの一瞬、少し本音を洩らされました。でも、その場で飲ませていただいた茶はどれも、しっかりとした旨みのある玉露。弊社向けの品はもう少し先に製造される品種ですが、きっとすばらしいものとなることでしょう。 京都の玉露
2010.05.22 Saturday
![]() ![]() 気がつけば八十八夜から20日が経過して、宇治は覆い下茶(玉露やテン茶)がピークを迎えています。本日は今となっては珍しい「京都市の生産農家」から玉露の入荷がありました。全て手摘みで約300キロ。今ではすっかり珍しくなりましたが、昔は現在の西京区から南区、伏見区、山科区にまたがる京都市の南部地域に茶園が多くあり、今日でもその名残りが、あちこちにあります。弊社に持ち込みをされる農家は現在でも3軒が京都市の農家です。 写真の品はさみどり、ごこうの濃厚な旨みを持ったすばらしい品質でした。 一部の品種が晩霜に会い、「今年は流石に駄目かもしれない」と深刻な顔で3月末に駆け込んでこられたのが、結局はきっちりとした品質で持って来られたのは流石です。 中山
2010.05.18 Tuesday
そのまま読んで「なかやま」、茶製造の最盛期のことを指します。
春先の天候不順で、例年とは少し違ったパターンの製造となっていますが、 玉露やかぶせ茶、てん茶の製造も一斉に始まり、煎茶は明日が大量上場の 第一回目となりますので、まさにこれから一週間が中山となります。 ここ数日は玉露の審査をする回数が増えています。松北園の自園製の「ごこう」も「さみどり」もすばらしい品質に仕上がっていました。また、珍しい京都市産の玉露も入荷してまいりました。宇治市白川、京田辺の玉露もすでに入荷しておりますので、玉露としては遅場産地となる宇治田原、両丹地域の玉露が入荷し出すであろう今週は多忙を極めることと思います。 さて、そんな本日は約50トンのお茶が京都茶市場に上場され、弊社も約6000キロの落札となりました。和束産は品質も安定し良かったと思います。また、北部京都の京丹後より煎茶が上場され、弊社も「興味津津」で落札。新入の産地ですので、まだ加工も「不器用な」感じですが、なかなか「いいお茶」だと感じています。これからが楽しみです。 敵状視察
2010.05.14 Friday
![]() ![]() 本日は入札の中日、また新茶売り出しの品揃えもひと段落ということで、急に思い立って、京都市内にライバル茶商さんの商品を買いに行ってきました。6軒程を廻り、商品を購入して持ち帰り、東京で先に購入したものを含めて、審査を行いました。 春先の天候不順を受けて、どの茶商も苦労の跡が伺えました。また、それぞれの御店の茶への好みや考え方がうかがえて、よい勉強となりました。ある静岡の茶商のお茶は特に、苦労されている姿が垣間見え、好感を持ちました。 弊社のお茶については、反省する部分もありますが、概ね弊社のポジションらしいお茶であり、弊社の求める宇治煎茶の方向性から外れるものではなかったと自負しています。「お客様に喜んでいただけるだろうか?」いつもそんな不安を抱えつつ仕事しておりますが、明日からまた、襟をただして茶づくりに精進したいと思います。 週末にかけて
2010.05.10 Monday
この週末にはJAの茶市場にて入札販売会が開催されましたが、三越百貨店の高松店にて新茶の入れ方教室を開催しましたので、弊社はお休みとしました。一度でも市場を抜けるというのは、不安なもの。ですが、結果、相場にも大きな変動があったようで、気分一新、新たな気持ちで入札に参加できそうです。写真はご存じライオン像。チワワが一匹、留守番をしていました。 ![]() さて、そんな週明けの今日は弊社の伝統商品、「宇治新茶八十八夜」のブレンドを行いました。先週から今週にかけて苦心した茶葉をそれぞれのイメージを大切に配合比率を決定、早速ブレンドしました。写真のバラに負けない、すばらしい香気を持っています。12日より一斉に全国の三越百貨店で発売します。価格は100g@1500円です。よろしくお願いいたします。(札幌店は13日より) ![]() 本社工場の庭に咲くバラの美しさに感動して、「そうだ、これだけ花が盛りなら、自園の茶はどうだろう?」と覆いの下を覗いてみました。これだけ美しく成長しています。玉露に揉む日はもうすぐです。 宇治新茶 100g@2000 出荷
2010.05.08 Saturday
連休中、市場での仕入と並行して、生産農家さんの弊社への直接持ち込み、そして産地へ出向いての直接買い付けなど、バタバタとした毎日となりました。平年でもそうですが、こういった天候不順な年は自分のイメージ、基準に合致するお茶を見つけるのが非常に難しく、自動車の走行距離も1週間ほどで1000キロ近くを走りました。
昨年か一昨年にNHKの番組で、買い付けに走り廻り、イマジネーションを働かせてブレンドを作り上げる静岡の茶商の話が放映されていましたが、あれは実は殆どの茶商の姿でもあるわけです。 我々、松北園が煎茶の信条とするのは「宇治らしい後に残る香気」「繊細な旨み」「円やかで心地よい渋味」です。その理想形をイメージしながら仕入を進めていくわけですが、これがなかなか思ったようにはいきません。爽やかなミル芽香(新芽の若い香)の静岡、覆いの効いた甘みの鹿児島、そういった銘茶との違いのあるお茶を目指しての試行錯誤の連続です。 そして昨日、早朝より弊社の仕入チームにより、約40種類の荒茶からなるブレンドを作り上げ、早速にブレンド、袋詰めを行い、全国のショップに向けて出荷しました。本日8日より日本全国の三越百貨店、松北園ショップにて販売致します(北海道は運送便の関係で9日より)。ご愛顧のほど、宜しくお願い致します。 子供の日 入札
2010.05.05 Wednesday
本日はやはり3トンの上場となりました。
結果は私どもの思いからすると1キロ当たりで1000円位の価格の開きがあったように感じています。それぞれの業者により感覚や思惑が異なりますので、何が正しいというわけではありませんが、ここは冷静に仕入れをすすめる必要がありそうです。 弊社はいつも大抵「いちばん」に市場にはいります。それはまだ誰も見ていない状態でお茶を見て、全体の雰囲気を掴みたいから。オランダから来ている得意先を伴って、朝一番に観たときは「お、これは”本、頃”かも」と思いましたが、実際に味を確かめてみると、まだ「味がきつい」ものが多いように感じたので、気に入ったごく少数に積極的な値段を入れて、後は「様子見」としました。 結果、7点、140キロの煎茶を落札。じっくりと仕入れをすすめ、後数日でのg@2000円の出荷を目指します。 東奔西走
2010.05.05 Wednesday
この時期は宇治の茶商にとってもっとも悩ましい季節です。新茶の進捗状況とお茶の品質と相場展開を睨みながら仕入れを進め、新茶を待っていてくださるお客様にお届けすることを考え、同時に年間の安定した品質を目指すことも大切です。
こんな時期は工場での朝礼での言葉も厳しくなりがち。少し反省しつつ、ベテランの女性社員に「今朝の僕の朝礼って”機嫌悪いから近づくな”って感じだったかな?」って聞いてみると、あっさりと肯定の返事が返ってきました(苦笑 しかし、それもこれも全ては美味しいお茶をお届したいから。 昨日は早朝より各農家より「持ち込み」によりお茶の相対取引を行い、400キロ程度のお茶を買い付け。春先の低温で苦労を重ねた姿がお茶にも感じられます。その苦労をねぎらう価格を、と思うものの、お客様にお届けするための適正な価格とは?と自問し続けています。農家さんとの会話も辛らつになりがちです。 仕入れたお茶を早速、精選加工にかけるわけですが、普段ですと大体1トン程度をロットとするのですが、この時期のお茶はとにかく繊細。赤ん坊を育てるように、それぞれのお茶をバラバラに微調整をしながら仕上げていきます。弊社の仕入チームメンバーで一番若い社員がこのセクションの責任者をしていますが、彼の力が発揮される時です。 そうして、3つ目となるロットの加工方針を相談しながら頭の中では「この方針でいいのか?」「今朝の値入れはあれでよかったのか」「明日の入札はどうなるんだろう」と色々なことが頭をよぎります。エイッ、こんな時は考えても駄目、自分の足で歩け。そう思い立ち、5分後には会社を出発して産地に向かいました。宇治市内から宇治田原、滋賀の朝宮、和束、南山城、奈良の月ヶ瀬、三重の北勢、そして南勢へと一挙に近畿圏の茶産地を見て歩きました。力が湧いて来ました。お茶は元気に育っています。 さて、本日、子供の日は3トン程度の上場とみます。そろそろ晴天の好影響を受けて色乗りの良い品が増えてくることでしょう。弊社も本腰を入れて仕入れを進めます。 特撰萌芽出荷
2010.05.03 Monday
昨日の八十八夜を経て、いよいよこれからが宇治新茶本番。
本日は第三回の入札販売会も行われ、このあたりでひと波乱あるのも例年通り。寒さの影響を感じる茶もありますが、それは自分でひとつ、ひとつ茶を審査し確かめていけば済むこと、と本日改めて感じました。弊社、仕入チームの力の発揮しどころかと思います。 さて、本日は早朝に先週の仕入のお茶の出来上がり具合を確かめ、特撰萌芽100g@3000円の商品の出荷を決断しました。宇治らしい、力強い香気をもつお茶です。明日より全国の三越百貨店 松北園ショップと弊社本社ショップにて販売致します。(札幌は運送便の関係で5日より) 宜しくお願い致します。 何色?
2010.05.03 Monday
![]() 昨日は八十八夜で宇治茶業界恒例の「八十八夜茶摘みの集い」が宇治茶会館と京都府茶業研究所で開催されました。一般参加の方々をお茶を楽しんだり、茶摘みを体験されたり、また故郷産品の即売などもあり、多くのお客様で賑わっていました。 さて、茶業研究所の圃場を歩いていて面白いものを発見しました。 「何色の光がお茶をおいしくするのでしょう?」 ん?何のこと?よく読んでみると、要は光の波長に焦点をあて、いったいどのタイプの光がお茶の味に貢献しているか、という研究をされているようです。お茶は覆いをして光合成をとめると旨み成分テアニンを蓄積して甘くなるという性質があり、畑を黒い科学繊維で被覆する技術がありますが、最近は白い被覆資材(早く芽を出すために行われる)や光を反射する素材で覆い下の温度が上がらないようにするものなど色々とあります。 私がこの研究所で研修生としてお世話になったのがもう15年前のことです。当時の指導教官のお一人が現在は所長になられたりしています。テアニンが発見されたのもこの研究所においてであり、非常に歴史深いことで知られています。 この光についての研究は何か新しい技術となる日があるのでしょうか?楽しみです。 |











